看護師になって患者さんのために働きたい！というような高尚な目標があったわけではありません。前職も医療関係でしたが、医療・福祉分野の仕事は食いっぱぐれないと思ったから看護助手として当院に入職しました。しかし看護助手として働くうちに、できないことの多さがもどかしくなり、患者さんともっと深く関わりたい、助けてあげたいという気持ちになりまりた。迷いに迷いましたが、一緒に働いていた看護師さんやドクターの「看護師になって戻っておいでよ。」という言葉が後押しとなり、看護学校へ行く決心をしました。三十路を超えてからの看護学校、不安はたくさんありました。勉強についていけるか、若い子たちと馴染めるか・・・など。学校の費用のことももちろん心配でした。しかし、学校にかかる費用は修学資金支援制度として病院が負担してくれることを知り、ありがたく利用させて頂き、3年の学校生活を終えて看護師として当院に戻ってくることができました。
　看護師として4年目を迎え、やっと看護の楽しさが分かってきた所です。あのとき思い切って決断してよかったと思っています。